【ぐいち粕酒髭につく】 by 落語あらすじ事典 千字寄席編集部 · 公開済み 2025年9月18日 · 更新済み 2025年9月18日 ぐいちかすざけひげにつく 成城石井.com 「愚人夏の虫」で出た五二(=ぐに)も、やはり、さいころ博打で、五一(=ぐいち)も悪い目。 三六とともに、意味のないまったくのカス目で、そこから五一三六=どっちもどっち、どんぐりの背比べという慣用句も生まれました。 しゃれとしては、ぐいちから「ぐい」と酒をあおると掛け、「カス目」から粕酒(=どぶろく)とつなげています。 最後の「ひげ」は、博打で目が出ず「ひけ(=負け)を取る」のダジャレ。 やけ酒をあおっても、口の周りや髭に、賽の目同様何の役にも立たない酒粕がくっつくだけ。踏んだり蹴ったりというところでしょう。 成城石井