【措いて栗尾の満願寺】おいてくりおのまんがんじ むだぐち ことば 落語 あらすじ
成城石井.com ことば 噺家 演目 志ん生 円朝迷宮 千字寄席
文語で「措く」にはさまざまな意味がありますが、基本的には「放っておく」「やめておく」に大別されます。
それに命令形、または依頼形が付いて「やめてくれ」「かまうな」の意味。
「それはこっちにおいといて」という「おく」も同じでしょうか。
江戸では伝法に「ええ、おきゃあがれ」とも。
芝居では「おかっせえ」と古風になリます。それをむだぐちにしたのが本項。
といっても、これは長野県のローカル限定で。「おいてくれ」のことば尻に地元の名刹の山号を付けてしゃれています。
栗尾山満願寺は、長野県安曇野市にある、聖武天皇の神亀2年(725)ごろ創建という古刹。
その後、新義真言宗豊山派の寺院となり、今では地獄極楽図とつつじ公園が有名です。