【人生を変えるかも!? すごい噺3選】古木優 落語 あらすじ
成城石井.com ことば 噺家 演目 志ん生 円朝迷宮 千字寄席
落語を聴いて知ったことは「人生なんでもあり」。もののとらえ方は画一ではないんだ、ということ。いろんな見方ややり方があるからおもしろいんだ、ということ。こんなんでいいんだあ。なんだか、生きる道筋が気楽に見えてきました。古今亭志ん生特選、目からうろこの3題です。
願人坊主の西念が危篤に。餅に金つぶをつぎつぎくるみ呑み込んで絶命。そのようすを隣の壁から覗いていた金兵衛は西念の葬式を引き受けた。下谷山崎町から麻布絶口まで葬いの道行き。焼き場で腹のあたりの生焼けを頼んで……。
参詣途中のご隠居、川沿いの鰻屋が割こうとする鰻を買い取って川に放流した。「いい功徳」。それが連日で鰻屋は大儲け。魚も尽きたある日。ご隠居が通りかかる。魚はない。慌てた鰻屋は家の赤ん坊をまな板に……。
お暑いさかり。いまわの際の若だんなが「みかん食べたい」と言い出す。番頭は方々回った果て、問屋に残った一個を探し当てた。お値段は? 千両! 大だんなは「買ってこい」。番頭が手にしたみかん。一房百両の勘定だ。みかん握った番頭は……。