【群蟻羶に附く】ぐんぎせんにつく 故事成語 ことば 落語 あらすじ
群がる!
多くの蟻が羊肉(羶)に集まる。→多くの人が利益にありつこうと群らがってくること。
『荘子』徐無鬼篇による。
羶は、なまぐさいと読みます。
羊の肉のなまぐさい状態。こってりしすぎてしつこい味わいの羊肉をさします。
羶行とは、人にしたわれる善行をさします。これこそ、蟻が羶(羊肉)を慕って群れるのにたとえた熟語です。
羶血は、なまぐさい血。
羶は、羊+亶(ゆたか、多い、こってり)でできた字。わかりやすい字ですね。
群蟻附羶。ぐんぎふせん。四字熟語としても使われます。