【群蟻羶に附く】 by 落語あらすじ事典 千字寄席編集部 · 2025年9月10日 ぐんぎせんにつく 群がる! 多くの蟻が羊肉(羶)に集まる。→多くの人が利益にありつこうと群らがってくること。 『荘子』徐無鬼篇による。 羶は、なまぐさいと読みます。 羊の肉のなまぐさい状態。こってりしすぎてしつこい味わいの羊肉をさします。 羶行とは、人にしたわれる善行をさします。これこそ、蟻が羶(羊肉)を慕って群れるのにたとえた熟語です。 羶血は、なまぐさい血。 羶は、羊+亶(ゆたか、多い、こってり)でできた字。わかりやすい字ですね。 群蟻附羶。ぐんぎふせん。四字熟語としても使われます。