【相手欲しさの玉手箱】あいてほしさのたまてばこ むだぐち ことば 落語 あらすじ
食事や碁将棋に付き合ってくれる相手が欲しいときに言います。
「あいてほしさ」は「開いて欲しさ」の洒落でもあり、これが「玉手箱」につながります。
同時にこれは、浦島伝説に由来の「開けてくやしき玉手箱」のもじりともなっています。
つまり、悲劇的な結末となった浦島とは正反対に、「玉手箱」(宝石箱)に掛けて、何か心楽しい成り行きを期待する心でしょう。
用例としては、「東海道中膝栗毛」七編下、京見物のくだりに「まだ飯が食ひたらんさかい、あい手ほしさの玉手箱ぢゃわいな」とあります。