【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2000年4月、十一代目金原亭馬生に
【前座】2000年7月、金原亭駒介
【二ツ目】2003年11月、金原亭馬吉
【真打ち】2015年3月、二代目金原亭馬玉
【出囃子】新一つとや
【定紋】鬼蔦
【本名】遠藤雄介
【生年月日】1979年2月2日
【出身地】神奈川県伊勢原市
【学歴】神奈川県立伊志田高校
【血液型】O型
【ネタ】元犬 鮑のし 近日息子
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は散歩、まりも。前橋若手落語家選手権優勝。
タグ: 金原亭馬生
きんげんていばきゅう【金原亭馬久】噺家
きんげんていここま【金原亭小駒】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2013年9月、十一代目金原亭馬生に
【前座】2015年1月、金原亭小駒
【二ツ目】2018年11月
【真打ち】
【出囃子】まっくろけ節
【定紋】鬼蔦
【本名】美濃部清貴
【生年月日】1995年9月6日
【出身地】東京都荒川区西日暮里
【学歴】子役山田清隆→東京都立大江戸高校
【血液型】A型
【ネタ】
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】チャノマ(落語協会二ツ目の木曜勉強会)。若旦那の会。曽祖父は五代目古今亭志ん生(美濃部孝蔵、1890.6.5-1973.9.21)。祖父は十代目金原亭馬生(美濃部清、1928.1.5-82.9.13)。大叔父は三代目古今亭志ん朝(美濃部強次、1938.3.10-2001.10.1)。母は十代目金原亭馬生の次女。
きんげんていうまたろう【金原亭馬太郎】噺家
かつらみきすけ【桂三木助】噺家
きんげんていうまじ【金原亭馬治】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2000年4月、十一代目金原亭馬生に
【前座】2000年7月、金原亭駒丸
【二ツ目】2003年11月、金原亭馬治
【真打ち】2015年3月
【出囃子】どんどん節
【定紋】鬼蔦
【本名】上西辰延
【生年月日】1977年5月27日
【出身地】千葉県千葉市
【学歴】日本大学生物資源科学部
【血液型】A型
【ネタ】古典:幾代餅 居酒屋 井戸の茶碗 居残り佐平次 今戸の狐 鰻の幇間 厩火事 おかめ団子 お見立て 景清 笠碁 鰍澤 片棒 かんしゃく 甲府ぃ 五貫裁き 三軒長屋 三方一両損 三枚起請 品川心中 芝浜 千両みかん 宗珉の滝 茶の湯 付き馬 天狗裁き 唐茄子屋政談 二番煎じ 鼠 花見の仇討ち 百年目 船徳 文七元結 味噌蔵妾馬 百川 柳田格之進 らくだ 改作:夏の芝浜(和田尚久作)
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は俳句、落語、競馬(知識だけは記者並みと自負)、釣り(水産学科卒)。特技は落語、謎かけ問答。
おやこざけ【親子酒】落語演目
【どんな?】
「こんなぐるぐる回る家は欲しくない!」
のんべえ親子の愉快なお話です。
別題:親子の生酔い
【あらすじ】
父子とも大酒のみの家。
先のあるせがれに間違いがあってはと、おやじの方がお互いに禁酒の提案をする。
せがれも承知してしばらくは無事にすんだが、十日目十五日目あたりになると、そろそろ怪しくなってくる。
ちょうど、せがれがお呼ばれに出掛けた留守、おやじは鬼の居ぬ間にと、かみさんに
「昼間用足しに出て、くたくたなんだが、なにかこう、疲れの抜けるものはないかい」
と、ねだる。
「じゃ、唐辛子」
「金魚が目をまわしたんじゃねえ。ひさびさだからその、一杯ぐらい……」
せがれが帰ったら言い訳できないと渋るのを、むりやり拝み倒して銚子一本。
こうなると、
「もう一本だけ」
「もうちょっと」
「もう一本」
「もう半分」
しまいには
「持って来ォいッ」
結局、ベロベロに。
「なにィ? 酔ってる ご冗談でしょう。大丈夫ですったら大丈夫だよッ。ナニ、あいつが帰ってきた? 早いね。膳をかたづけて、お父さんは奥で調べ物してますって言って、玄関で時間をつないどきなさい」
さすがにあわてて、酔いをごまかそうと無理に座りなおし、懸命に鬼のような顔を作って、障子の方をにらみつけている。
一方、せがれ。
こちらもグデングデンでご帰還。
なんでも、ひいきのだんながのめのめと勧めるのを、男と男の約束ですからと断ると怒って、強情張ると出入りを差し止めるというので意地になり、のまないと言ったらのまないと突っぱねた。
「えらいッ、その意気でまず一杯ッ」
と乗せられて、結局、二人で二升五合とか。
二人で気まずそうににらめっこ。
おやじは無理ににらんで
「なぜ、そうおまえは酒をのみたがる。おばあさん、こいつの顔がさっきから三つに見えます。化け物だね。こんな者に身代は渡せませんよ」
と言うと、せがれが
「あたしだって、こんなぐるぐる回る家は欲しくない」
底本:五代目古今亭志ん生 五代目柳家小さん
【しりたい】
三百年来、のんべえ噺
現存する最古の原話は、宝永4年(1707)刊で初代露の五郎兵衛(1643-1703)の笑話本『露休置土産』中の「親子共に大上戸」です。
「親子茶屋」と並んでのんべえ噺としては最古のものです。
原話では、「ぐるぐる回る家……」の後におやじが、「あのうんつく(=ばか者)め、おのれが面(つら)は二つに見ゆるは」と言うところでオチをつけています。
その後、安永2年(1773)刊の『坐笑産』中の「親子生酔」ほか、いくつかの類話が見られますが、大筋は変わっていません。
重宝なマクラ噺
落語としては上方ダネで、短い噺なので、もともと一席噺として演じられることは少なく、酒の噺のマクラや、小咄の寄せ集めのオムニバスの一編に用いられるなど、重宝な使われ方をしています。
野村無名庵(野村元雄、1888-1945、落語評論)が著書『落語通談』の中で紹介している柳派(柳家小さん系統)のネタ帳「昔噺百々」(明治42年)には、426席が掲載されていますが、この噺の演題はなく、「親子酒」という独立した題が付いたのも大正以後の、かなり新しいことと思われます。
三遊亭円朝(出淵次郎吉、1839-1900)が、明治期に「親子の生酔い」として速記を残しているのは、珍しい例でしょう。
戦後は五代目古今亭志ん生(美濃部孝蔵、1890-1973)、八代目三笑亭可楽(麹池元吉、1898-1964)、五代目柳家小さん(小林盛夫、1915-2002)と、酒の噺が得意だった巨匠連が一席物として演じました。
中でも志ん生は、長男の十代目金原亭馬生(美濃部清、1928-82)、次男の三代目古今亭志ん朝(美濃部強次、1938-2001)と、実生活でも「親子酒」を地でいっていました。
「上戸」と「生酔い」
よく言われる「上戸」はむろん、瓶などに水を注ぐ道具からきています。「大戸」「戸大」ともいいました。
「戸」は家の入口そのものを指し、質のよいジョウゴできれいに水を注ぐように、体内への入口である口から、絶え間なく酒が胃の腑に流れ込む意味です。
この噺は別題を「親子の生酔い」ともいいますが、「生酔い」は、「生」が、「生乾き」など、それほど程度が進まない状態を表すので、泥酔の一歩手前の「ほろ酔い」を意味するという解釈があります。
噺の中の親子は、どう見てもベロンベロンとしか思えませんね。
きんげんていうまのすけ【金原亭馬の助】噺家
きんげんていいこま【金原亭生駒】噺家
はつねやさきょう【初音家左橋】噺家
きんげんていよのすけ【金原亭世之介】噺家
きんげんていばしょう【金原亭馬生】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会 理事
【入門】1969年3月、十代目金原亭馬生(美濃部清、1928.1.5-82.9.13)に
【前座】1969年3月、金原亭小駒
【二ツ目】1978年3月、金原亭馬治。82年、師没後、金原亭伯楽門下に
【真打ち】1987年3月。99年9月、十一代目金原亭馬生
【出囃子】七福神
【定紋】鬼蔦
【本名】佐竹守
【生年月日】1947年9月28日
【出身地】東京都中央区銀座
【学歴】東京都立第三商業高校
【血液型】O型
【ネタ】文七元結 芝浜 らくだ 庖丁 紙入れ お直し 王子の狐 死神 唐茄子屋政談 富久 抜け雀
【出典】Wiki 馬生応援会 落語協会
【蛇足】趣味は俳句。鹿芝居を継承。
よしわらちょうば【吉原朝馬】噺家
きんげんていこまぞう【金原亭駒三】噺家
むかしやいままつ【むかし家今松】噺家
ごかいどうくもすけ【五街道雲助】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1968年2月、十代目金原亭馬生(美濃部清、1928-82)に
【前座】1969年、金原亭駒七
【二ツ目】1972年11月、六代目五街道雲助
【真打ち】1981年3月
【出囃子】箱根八里
【定紋】剣片喰、裏梅
【本名】若林恒夫
【生年月日】1948年3月2日
【出身地】東京都墨田区本所
【学歴】明治大学商学部中退
【血液型】B型
【ネタ】円朝噺
【出典】公式 Wiki 落語協会 Twitter
【蛇足】趣味はトライクでツーリング、自宅で映画鑑賞、シュノーケリング。現在望み得る最高の噺家。重要無形文化財保持者(人間国宝)の見通し(2023年7月21日付)。歴代4人目。