いただきやまのとびからす

成城石井

 

「ありがた山の鳶烏」とまったく同じパターンで、「いただきます」を洒落て言葉遊びにしただけです。

詳細はその項を参照。ただ、「ありがた山」と併せて補足すると、なんでもかんでも語尾に「山」を付けて「○○山」とするのは、安永年間(1772-81)に流行した通人言葉です。

ただ洒落けを付けるためのもので、「山」自体にあまり意味はありませんが、あるいは「さま」を気取って符牒化したのかも知れません。

「頂き……」自体も変形が多く、「頂き笠の緒」「頂き女郎衆」「頂きの渡せる橋」などがあります。

成城石井

落語あらすじ事典 千字寄席編集部

Share
Published by
落語あらすじ事典 千字寄席編集部

Recent Posts

【ぽんこつ古木の世迷い小屋】

ぽんこつふるきのよまいごや/ふ…

3時間 ago

【人生を変える!? すごい噺3選】

じんせいをかえる すごいはなし…

22時間 ago

【六人の会】

ろくにんのかい 成城石井 落語…

22時間 ago

【なぜ東北大学は世界的なのか?】

なぜとうほくだいがくはせかいて…

22時間 ago

【白戸若狭守】

しらとわかさのかみ 成城石井 …

22時間 ago

【落語家の数】

らくごかのかず 成城石井 コロ…

22時間 ago