【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2003年11月、林家こぶ平(→九代目林家正蔵)に
【前座】2004年3月、林家たこ平
【二ツ目】2007年5月
【真打ち】2018年9月、林家たこ蔵
【出囃子】たこ踊り
【定紋】花菱
【本名】木道義明
【生年月日】1979年7月4日
【出身地】大阪府吹田市
【学歴】
【血液型】O型
【ネタ】
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】大丸・松坂屋「ハタラク オトコグミ」の広告に出演。
タグ: 花菱
はやしやまめへい【林家まめ平】噺家
はやしやたけへい【林家たけ平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2001年12月、林家こぶ平(→九代目林家正蔵)に
【前座】2002年6月、林家たけ平
【二ツ目】2005年5月
【真打ち】2016年3月
【出囃子】蛇の目のかげで
【定紋】中陰花菱
【本名】草野武史
【生年月日】1977年10月27日
【出身地】東京都足立区
【学歴】東海大学文学部広報学科
【血液型】AB型
【ネタ】幾代餅 おかめ団子 おせつ徳三郎 お見立て お若伊之助 鰍沢 景清 紀州 五人廻し 小間物屋政談 芝居の喧嘩 芝浜 大師の杵 茶の湯 付き馬 鼠 寝床 百年目
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は食べ歩き、懐メロ鑑賞とその研究。2007年、NHK新人演芸大賞入選。2011年、北とぴあ若手落語家競演会大賞。2011年、池上落語会大賞。2017年、第7回オーディオブックアワード企画賞。2019年、平成30年度彩の国落語大賞。
はやしやたまへい【林家たま平】噺家
はやしやあんこ【林家あんこ】噺家
はやしやつるこ【林家つる子】噺家
はやしやななこ【林家なな子】噺家
はやしやはなへい【林家はな平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2007年3月、九代目林家正蔵に
【前座】2007年10月、林家はな平
【二ツ目】2011年11月
【真打ち】2022年3月21日
【出囃子】狐釣り
【定紋】花菱
【本名】芳野圭志
【生年月日】1984年5月6日
【出身地】福岡県
【学歴】学習院大学経済学部
【血液型】O型
【ネタ】牛ほめ 茶の湯 片棒 芝浜 紀州 甲府い 松竹梅 青菜 中村仲蔵 鮑のし 権兵衛狸
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は料理(唐揚げ)、日本舞踊(坂東流)、散歩、一眼レフ、映画観賞、子育て。2022年12月、第77回文化庁芸術祭賞大衆芸能部門芸術祭優秀賞。ブラックモンツキーズ
りんきのこま【悋気の独楽】落語演目
【どんな?】
悋気=嫉妬。
浮気性のだんな。
行くか行かぬか。
小僧相手に独楽で占い。
別題:三ツ紋の独楽 辻占独楽 喜撰
【あらすじ】
だんなが田中さんのところへ行くと言って、夜出かけていった。
やきもち焼きのおかみさん、これは女のところだと当たりを付け、小僧の長吉に提灯の火を頼りに後をつけさせるが、これに気づいただんなが、長吉を買収しようとお妾さん宅へ連れていく。
長吉は抜け目がなく、口八丁手八丁。
小僧は口も身上も軽いと脅し、酒をたらふく呑んだ挙げ句、二十銭で寝返ることにする。
「えー、まさに賄賂受納つかまつりました」
だんなは
「帰ったら、山田さん宅をのぞいてオレに声をかけられたことにし、ただいま碁が始まるようすですから、今夜のお帰りはないでしょう、と言え」
と言い含める。
証拠物件にと、
「これはだんなさまが店の者に食わせろとおっしゃったと、こう言うんだ」
と餡ころ餠まで渡す周到さ。
そうしているうち、長吉がきれいな箱を見つけた。
中には三つの独楽。
それぞれ違った紋がついている。
旦那が言うには、花菱の紋はおめかけさんの独楽。
「はあ、副細君で」
「変な言い方をするな。こっちの三柏がうちのやつのだ」
「ご本妻の」
「これが抱茗荷で、おれのだ。これを三つ一度にまわす。そこで、おれの独楽が花菱の方へ着けばここに泊まるという、辻占の独楽だ」
遊びに独楽売りから買ったものだからと、だんなが独楽をくれたので、長吉は喜んで、そろそろ引き揚げることにした。
「決してご心配ありません。お楽しみ」
「お楽しみだけ余計だ。こっちへ来たら時々寄れ」
「へい、日に三、四度」
「そんなに来られてたまるか」
どうせおかみさんからも、にせ情報を流した上二十銭ふんだくるつもり。
店はもう戸締まりしていたので、
「だんなのお帰り」
と大声で叫んで堂々と通ると、さっそく
「おかみさんがお呼びだ」
という。
だんなの筋書きが功を奏して、執拗な尋問をなんとかかわしたと思ったら、
「奉公人が用をするのは当たり前だよ」
と、なにもくれない。
逆に、肩をたたいてくれと言いつけられる。
しぶしぶ肩につかまっているうち、眠くなるので、長吉、本店のお嬢さんがこの間、踊りのおさらいにお出になったときの「喜撰」はよかったと、
「チャチャチャンチン、世辞で丸めて浮気でこねてェ、ツチドンドン」
と拍子に乗って背中を突いた。
その拍子に、独楽がポロリ。
紋がついているのでごまかしきれず、ついにすべて白状させられる。
おかみさんが
「やってお見せ」
と言うので実演すると、だんなの独楽はツツツーと花菱の方へ。
「えー、あちらにお泊まりです」
「おまえのやり方が悪いんだ。もう一度おやり」
「へい。……あっ、おかみさんの独楽が近づいた。だんなの独楽が逃げる逃げる逃げる……あちらへお泊まりです」
おかみさん、カンカンで、
「こっちィおよこし」
と自分でまわすが、なぜかだんなの独楽がまわらない。
「これはまわらないわけです。心棒(=辛抱)が狂いました」
【しりたい】
やり手など
幕末には純粋な上方落語でした。
明治になって三代目柳家小さん(豊島銀之助、1857-1930)が東京に移しました。
あまり根付かなかったらしく、速記は小さんのほかは、八代目春風亭柳枝(島田勝巳、1905-59)のものくらいです。
先の大戦後では、やはり上方の三代目林家染丸(大橋駒次郎、1906-68)、東京で上方落語を演じた二代目桂小南(谷田金次郎、1920-96)が得意にし、小南門下だった二代目桂文朝(田上孝明、1942-2005)もレパートリーにしていました。
だんなと本妻の虚々実々の腹の探りあいがニヤリとさせ、「権助提灯」などよりずっとおもしろいのに、あまりやり手がいないのは惜しいことです。
四代目志ん生の改作
四代目古今亭志ん生(鶴本勝太郎、1877-1926、鶴本の)は、五代目志ん生(美濃部孝蔵、1890-1973)の二度目の師匠です。
「転宅」「あくび指南」などを得意とした、江戸前の粋な芸風でした。
その志ん生が音曲の素養を生かし、この噺を「喜撰」と題して改作しています。
後半の独楽回しの部分を切り、小僧が清元の「喜撰」に熱中するあまりおかみさんを小突くので、「おまえ、人を茶にするね(=馬鹿にするね)」「へい、今のが喜撰(宇治茶の銘柄と掛けた)です」というサゲにしました。
これは一代限りで継承者はなく、五代目志ん生にも伝わっていません。
五代目志ん生は「稽古屋」で「喜撰」をうたっています。
独楽
こま。日本渡来は平安時代以前で、コマは高麗から渡ったことから付いた名称です。
江戸時代になり、八方独楽、銭独楽、博多独楽など、さまざまな種類が作られ、賭博や曲独楽もさかんに行われました。
「喜撰」
歌舞伎舞踊「六歌仙容彩」の四段目で、『古今和歌集』で有名な六歌仙のそれぞれを、それぞれの性格に応じて踊り分けるものです。
第一段が僧正遍昭(義太夫)、以下、文屋康秀(清元)、在原業平(長唄)、喜撰法師(清元・長唄の掛け合い)、大伴黒主(長唄)となり、それぞれに小野小町と、その分身である茶汲み女・祇園のお梶がからみます。
天保2年(1831)3月中村座初演で、代々の坂東三津五郎のお家芸となっています。
「世辞で丸めて浮気でこねて」は、喜撰が花道に登場するときの冒頭の歌詞で、浮き立つようなしゃれた節回しで有名です。
それにつけても、一介の商家の小僧にまで踊りや音曲の素養が根付いていた、かつての江戸東京の文化水準の高さには驚かされます。
花菱
はなびし。家紋の一つです。わりと一般的です。
菱とは、ヒシ科の一年生植物。池、沼などの中に生えて、水面に浮かんでいます。
葉の形状は菱状三角形です。夏に四弁の白い小花が咲きます。実は硬くて、角状のトゲが目立ち、中の白い種子は食用になります。
花菱とは、この菱の葉に似た四つの弁を並べて、花びらに見立てた形からつきました。
唐花菱、唐花とも呼ばれます。
大陸由来の文様とされています。
平安期には有識文様として、公家の調度品や衣装などに用いられていました。
使いはじめは、甲斐の武田氏でした。
「武田菱」は有名です。
江戸期には、松田氏、安芸氏、板倉氏、松前氏なども使っていました。
三柏
みつかしわ。家紋です。日本十大家紋の一つとされています。
三柏は、柏紋の中でも一般的に広く使われています。
さまざまなバリエーションがついて派生しています。
「丸に三柏」「蔓柏」「剣三柏」「鬼三柏」「三土佐柏」「三巴柏」「実付き三柏」「八重三柏」などがあります。
抱茗荷
だきみょうが。こちらも家紋。
ミョウガの花を図案化したものです。
こちらも日本十大家紋の一つです。
バリエーションは70種類以上ありますが、実際に使われている紋のほとんどは「抱茗荷」と、それを丸で囲んだ「丸に抱茗荷」です。
普及したのは戦国時代以後で、しかも摩多羅神の神紋として用いられるのが大きな特徴です。
さらには、音が「冥加」に通じることから、神仏の加護が得られる縁起のよい紋と考えられています。
神社や寺などでよく目にします。
はやしやたいへい【林家たい平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会 常任理事
【入門】1987年春、林家こん平(笠井光男、1943-2020)に
【前座】1988年8月、林家たい平
【二ツ目】1992年5月
【真打ち】2000年3月
【出囃子】ぎっちょ
【定紋】花菱
【本名】田鹿明
【生年月日】1964年12月6日
【出身地】埼玉県秩父市
【学歴】埼玉県立秩父高校→埼玉県立秩父高校→武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科
【血液型】B型
【ネタ】紙くず屋 お見立て 七段目
【出典】公式 Twitter Wiki 落語協会
【蛇足】日本動物愛護協会理事。江戸東京落語まつり2023(2023年6月30日-7月5日、総勢36人)。
はやしやさんぺい【林家三平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1989年11月、林家こん平(笠井光男、1943-2020)に、林家いっ平で
【前座】1990年3月
【二ツ目】
【真打ち】
【出囃子】祭りばやし
【定紋】花菱
【本名】海老名泰助
【生年月日】1970年12月11日
【出身地】東京都台東区
【学歴】都立竹台高校→中央大学経済学部国際経済学科
【血液型】A型
【ネタ】日本語落語⇒みそ豆 宗論 紀州 浜野矩随 荒茶 四段目 英語落語⇒禁酒番屋 中国語落語⇒時そば お菊の皿
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味はびわ、音楽鑑賞(クラシック)、LOCKSUX、タップ、サーフィン。2002年、平成14年度浅草芸能大賞。2008年、イケメンらくご家グランプリ1位(35歳から49歳の部)。兄は九代目林家正蔵、甥は林家たま平、林家ぽん平。海老名一家
はやしやしゅうへい【林家しゅう平】噺家
はやしやとんでんへい【林家とんでん平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1980年8月、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-80)に、林家とんでん平で。11月、師の没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下に
【前座】1982年2月
【二ツ目】1986年2月
【真打ち】1996年3月
【出囃子】じんじろ
【定紋】花菱
【本名】越尾由春
【生年月日】1952年4月13日
【出身地】北海道小樽市
【学歴】札幌職業能力開発大学校
【血液型】
【ネタ】古典 初天神 棒鱈
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は旅、音楽。特技は手話落語。2003-15年、札幌市議(民主党)を3期。札幌市北区新琴似で「落語カフェ」を運営
はやしやてっぺい【林家鉄平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1973年5月、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-1980)に、林家鉄平で
【前座】1974年5月
【二ツ目】1978年9月。師の没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下
【真打ち】1989年3月
【出囃子】十日戎
【定紋】花菱
【本名】山下恵三
【生年月日】1951年4月18日
【出身地】福井県福井市
【学歴】福井工業高等専門学校(福井高専)→自動車部品メーカーの品質管理担当
【血液型】O型
【ネタ】代書屋 ざる屋 高砂や 権助魚 桃太郎 紀州 出来心 など
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味はゴルフ、熱帯魚、ガーデニング、パソコン。
はやしやしょうぞう【林家正蔵】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【前座】1978年4月、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-1980)に、林家こぶ平で。80年9月師没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下に
【二ツ目】1981年5月
【真打ち】1988年3月。2005年3月、九代目林家正蔵
【出囃子】あやめ浴衣
【定紋】花菱
【本名】海老名泰孝
【生年月日】1962年12月1日
【出身地】東京都台東区根岸
【学歴】東京都立竹台高校
【血液型】A型
【ネタ】
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】落語協会副会長。祖父は七代目林家正蔵(海老名竹三郎、1894-1949)、父は初代林家三平、次弟は二代目林家三平、長男は林家たま平、次男は林家ぽん平。海老名一家
はやしやかんぺい【林家かん平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【前座】1972年5月、七代目橘家円蔵(市川虎之助、1902-80、明舟町の)に、橘家六蔵で
【二ツ目】1977年3月。80年5月、師の没後、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-1980)門下。80年9月、師の没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下
【真打ち】1985年9月、林家かん平
【出囃子】金毘羅舟々
【定紋】花菱
【本名】渋谷一男
【生年月日】1949年9月9日
【出身地】長崎県高島町→神奈川県厚木市
【学歴】神奈川県立大和高校
【血液型】AB型
【ネタ】
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】1990年10月31日、脳卒中で倒れる→2016年9月3日、映画『涙の数だけ笑おうよ』上映。
はやしやたねへい【林家種平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1969年4月、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-1980)に
【前座】1970年5月、林家種平
【二ツ目】1974年9月。80年、師の没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下
【真打ち】1984年9月
【出囃子】木賊刈り
【定紋】花菱
【本名】瀬戸口次男
【生年月日】1948年11月25日
【出身地】鹿児島県種子島
【学歴】鹿児島県立南種子高校(→鹿児島県立種子島中央高校)
【血液型】A型
【ネタ】ぼやき酒屋 天狗裁き お忘れ物承り所 父ちゃんのハンディキャップ など
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味はゴルフ。種子島観光大使。
はやしやげんぺい【林家源平】噺家
はやしやぎんぺい【林家ぎん平】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1968年3月、初代林家三平(海老名榮三郎→泰一郎、1925-1980)に
【前座】1969年1月、林家辰平
【二ツ目】1973年4月。80年9月、師没後、林家こん平(笠井光男、1943-2020)門下
【真打ち】1982年4月、林家えび蔵。87年12月、林家ぎん平
【出囃子】あやつりダーク
【定紋】花菱
【本名】菊池辰夫
【生年月日】1952年5月20日
【出身地】神奈川県川崎市
【学歴】川崎市立大師中学校
【血液型】B型
【ネタ】
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】2006年から体調を崩し、22年7月、廃業。
やなぎやこのぶ【柳家小のぶ】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】五代目柳家小さん(小林盛夫、1915-2002)に
【前座】1956年5月、小延で
【二ツ目】1958年9月、小のぶ
【真打ち】1973年3月
【出囃子】元禄花見踊
【定紋】花菱
【本名】本田延吉
【生年月日】
【出身地】東京都港区芝
【学歴】
【血液型】
【持ちネタ】味噌蔵 芝浜 寝床 強情灸 品川心中 たがや 山崎屋 勘定板 火焔太鼓 高田の馬場 佃祭 小言念仏 宿屋の富 蛙茶番 妾馬 厩火事 粗忽長屋 幇間腹 野ざらし 宮戸川 こんにゃく問答 風呂敷 青菜 子はかすがい 三枚起請 寄合酒 明烏 あわびのし 薮入り 長短 抜け雀 景清 文七元結 宿屋の仇討 甲府い とうなすや 猫久 富久 時そば
【出典】落語協会 Wiki
【蛇足】寄席に出ない「幻の噺家」で通っている