【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2005年12月、柳家さん喬に
【前座】2006年6月、柳家小ぞう
【二ツ目】2009年6月、柳家小太郎
【真打ち】2021年3月、柳家喜三郎
【出囃子】牛若丸
【定紋】丸に三ツ柏
【本名】塚本洋平
【生年月日】1979年6月14日
【出身地】神奈川県厚木市
【学歴】大正大学仏教学部
【血液型】A型
【ネタ】食べる噺、シュールな噺、妖怪モノや怪談など
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は妖怪散策、プロレス観戦。2022年3月、令和3年度国立演芸場花形演芸大賞銀賞。
タグ: 柳家さん喬
やなぎやこしん【柳家小志ん】噺家
せきぜんのよけい【積善余慶】故事成語 ことば
よいことをし続けた家ではその余徳がその子孫にふりそそがれる、という意味。
「積善の家に余慶あり」を省略したことばです。
六代目三遊亭円生(山﨑松尾、1900.9.3-79.9.3、柏木の)が演じる「ちきり伊勢屋」での最後のキメ台詞が「ちきりの暖簾をかけて、りっぱに家を再興するという、積善の家に余慶あり、ちきり伊勢屋でございます」です。
柳家さん喬師も長い「ちきり伊勢屋」を演じていますが、こちらにはこのことばは出てきません。ただし、こちらはこちらで独特のすばらしい世界を展開しているもので、一聴の価値はあふれるほど。
「積善余慶」の反対語は「積悪余殃」です。
『易経』坤卦文言伝には「積善の家にはかならず余慶あり。積不善の家には余殃あり」とあります。なんだか、難しいです。
それから約500年後の『説苑』一六には変容しています。「積善の家、かならず余慶あり。積悪の家、かならず余殃あり」となりました。善と悪との対比で、だいぶわかりやすくなっていますね。
『易経』は孔子(前551-前479)が一部手を加えており、『説苑』は前漢(前206-8)の劉向(前77-6)の作品。二書は約500年の時間差があります。『説苑』は君主向けの訓戒書。説話集の類です。この手は読みやすさがいちばん。ですから、上記のような文体差があらわれます。ちなみに、ちなみに、春秋戦国時代という呼び方は、孔子の『春秋』と劉向の『戦国策』にちなんでつけられています。
「殃」はわざわい。積悪=積不善。よいことをすれば必ず報われるかで、悪いことしていると必ずろくなことがない、という呪いめいた考えです。
仏教には「善因善果」という考え方があります。よい行いをすれば必ず果報がその人にもたらされる、という考えです。仏教では、あくまでも人それぞれが説教の対象です。
ところが、「積善余慶」「積悪余殃」をうたった古代中国では、人ではなく、家がその対象となります。家、先祖、代々、家族、子孫といった単位が考え方の対象となるのですね。個人ではなく、家なのです。
ということは、「ちきり伊勢屋」の伝二郎。
親父の代には「乞食伊勢屋」と唾棄されるほどの家だったのを、人生と財産すべてを懸けた伝二郎自身の行為が、天に「積善」と認められ、噺の最後に触れられた「再興したちきり伊勢屋」はまさに余慶に報われた、ということなのですね。
伝次郎個人には報われないところが、このことばが噺の芯となっている由縁なのでしょう。
やなぎやさんすけ【柳家さん助】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2000年7月、柳家さん喬に
【前座】2000年11月、柳家さん角
【二ツ目】2004年7月、柳家さん弥
【真打ち】2015年3月、三代目柳家さん助
【出囃子】夜祭り
【定紋】三ツ柏
【本名】益子敦
【生年月日】1975年8月16日
【出身地】茨城県常陸太田市
【学歴】明治大学
【血液型】B型
【ネタ】黄金の大黒 雁風呂 子別れ 三助の遊び 三人旅 しゃっくり政談 松竹梅 だくだく 莨の火 玉川上水の由来 胴斬り 長者番付 二十四孝 ねずみ 雛鍔 兵庫舟 妾馬 もぐら泥 やかん やかんなめ らくだ
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味はそぞろ歩き。2011年、第22回北とぴあ若手落語家競演会大賞
やなぎやこでんじ【柳家小傳次】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】2000年1月、柳家さん喬に
【前座】2000年4月、柳家さん市
【二ツ目】2003年10月、柳家喬之進
【真打ち】2015年3月、柳家小傳次
【出囃子】子守り
【定紋】丸に三ツ柏
【本名】奥山直人
【生年月日】1978年2月19日
【出身地】東京都目黒区
【学歴】東京アニメーター学院声優本科→東京劇団ルネッサンス
【血液型】B型
【ネタ】そば清 ちりとてちん 天狗裁き 文七元結 井戸の茶碗 与太郎噺 など
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は野球、バイオリン、雑談、麻雀、競馬観戦。2011年2月、第21回北とぴあ若手落語家競演会奨励賞。RAKUGOもんすたぁず(古今亭志ん陽、柳家小傳次、柳家燕弥、春風亭三朝)
やなぎややなぎ【柳家やなぎ】噺家
やなぎやこへいた【柳家小平太】噺家
やなぎやきょうしろう【柳家喬志郎】噺家
やなぎやさんか【柳家さん花】噺家
やなぎやきょうのすけ【柳家喬之助】噺家
りゅうていさりゅう【柳亭左龍】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会
【入門】1993年5月、柳家さん喬に
【前座】1993年5月、柳家小太郎
【二ツ目】1996年5月
【真打ち】2006年3月、六代目柳亭左龍
【出囃子】俄獅子(クルイ)
【定紋】丸に三ツ柏
【本名】中村進
【生年月日】1970年2月15日
【出身地】千葉県柏市
【学歴】大東文化大学中退
【血液型】O型
【ネタ】そば清 など
【出典】公式 落語協会 Wiki
【蛇足】趣味は釣り、ドライブ、ラグビー観戦。2009年、第14回林家彦六賞受賞。2010年、花形演芸大賞銀賞受賞。2011年、花形演芸大賞金賞受賞。2012年、花形演芸大賞金賞受賞。大河ドラマ「青天を衝け」(NHK、2021年)、江戸ことば指導
やなぎやきょうたろう【柳家喬太郎】噺家
【芸種】落語
【所属】落語協会 常任理事
【入門】1989年10月、柳家さん喬に
【前座】1989年11月、柳家さん坊
【二ツ目】1993年5月、柳家喬太郎
【真打ち】2000年3月
【出囃子】まかしょ
【定紋】丸に三ツ柏
【本名】小原正也
【生年月日】1963年11月30日
【出身地】東京都世田谷区
【学歴】日本大学商学部→福家書店 ※経商法落研
【血液型】B型
【ネタ】にゅう 宮戸川 擬宝珠 錦の舞衣 夜の慣用句 コロッケそば 健保
【出典】公式 Wiki 落語協会 Facebook
【蛇足】江戸東京落語まつり2023(2023年6月30日-7月5日、総勢36人)。『ひととき』(ウェッジ)に「柳家喬太郎の旅メシ道中記」連載中