けんのんさまへつきまいり


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将棋ネタで、危うく相手のワナを見破って「あぶないあぶない」というむだぐち。「けんのん(剣呑=危険)」と「かんのん(観音)」を掛けたひどいダジャレです。

観音から月参り、つまり信心の毎月の参詣を出しただけです。

「月参り」は、ただことばを整えるための付け足しと思われますが、もう一つ「月」「突き」のしゃれもあるかもしれません。

「これからこう駒を突いて、こう参りましょう」と、危機回避から逆襲への意思を示したとも解釈できます。

それにしても、こんなダジャレで尊い観世音菩薩をダシにするとは、仏罰が当たること間違いなしでしょうね。


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落語あらすじ事典 千字寄席編集部

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