【相惚れ】

あいぼれ

成城石井.com

 

相ぼれの仲人実はまわしもの  五32

「相ぼれ」は相思相愛。大店おおだなの若だんなと遊里の花魁おいらんの、なんかが理想的なストーリー運びです。「まわしもの」は間者とかスパイ。大店のだんな(若者の親父)からの指示で、ひそかに乗り込んだ番頭とかのイメージでしょうか。好例は「山崎屋」ですね。

仲人なこうどのあとからできる面白さ  九31

仲人を地者じものとおもやたいこ持ち  一27

「地者」はふつうは素人女で、芸子や娼妓の対語として使います。ここでは素人男性のようですね。「地者とおもやたいこ持ち」は素人と思ったら幇間だった、という意。

相ぼれのおさきにつかふ隣の子  三十七27

「おさきにつかふ」は利用する。同じ町内の男女の相思相愛を詠んだ句。

 

成城石井.com

落語あらすじ事典 千字寄席編集部

Recent Posts

【ぽんこつ古木の世迷い小屋】

ぽんこつふるきのよまいごや/ふ…

15分 ago

【人生を変える!? すごい噺3選】

じんせいをかえる すごいはなし…

19時間 ago

【六人の会】

ろくにんのかい 成城石井 落語…

19時間 ago

【なぜ東北大学は世界的なのか?】

なぜとうほくだいがくはせかいて…

19時間 ago

【白戸若狭守】

しらとわかさのかみ 成城石井 …

19時間 ago

【落語家の数】

らくごかのかず 成城石井 コロ…

19時間 ago