むらさきしきぶをめぐるひとびと【紫式部をめぐる人々】古木優

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仕事のからみで紫式部の関係人脈図を作成します。備忘録です。五十音。一条天皇の時代の情報が主です。

人名よみ生没年何者か
赤染衛門あかぞめえもん967-1041源倫子、中宮彰子の女房。歌人。大江匡衡の妻。右衛門尉だった赤染時用の娘で、赤染衛門。夫とはおしどり夫婦で、正衡衛門といわれるほど。当時のゴシップ小説『栄花物語』の作者か。平中古三十六歌仙
敦良親王あつながしんのう1009-45後一条天皇(1036-45)。一条天皇の三男。彰子の第二子
敦成親王あつひらしんのう1008-36一条天皇の次男。彰子の第一子
敦康親王あつやすしんのう定子の第一子
和泉式部いずみしきぶ978-1027以降彰子の女房。夫は橘道貞。任国が和泉国だったので和泉式部だといわれるが、「式部」はどう由来するのかが不明。いいかげんなものである
伊勢大輔いせのたいふ未詳彰子の女房
一条天皇いちじょうてんのう980-1011在位986-1011。父は円融。母は詮子
右大将道綱母うだいしょうみちつなのはは937-995藤原兼家の妻
馬の中将/馬の中将の君うまのちゅうじょう/うまのちゅうじょうのきみ未詳彰子の女房
叡効えいこう965-1021天台僧。権律師
大江正衡おおえのまさひら952-1012文章博士。妻は赤染衛門
大左衛門のおもとおおさえもんのおもと未詳道長家、彰子の女房
大式部/大式部のおもとおおしきぶ/おおしきぶのおもと未詳道長の女房。宣旨(女房集団の最高位)。夫は藤原済家(敦成親王の家司)
花山天皇かざんてんのう968-100817歳で即位。19歳で出家、退位
儀同三司母ぎどうさんしのはは?-996高階貴子
内蔵の命婦くらのみょうぶ未詳彰子の弟教通の乳母。大中臣輔親の妻。助産のベテラン
源式部げんしきぶ未詳彰子の女房。
小馬こうま未詳彰子の女房。高階道順の娘
小左衛門こざえもん未詳彰子の女房
小式部内侍こしきぶのないし?-1025和泉式部の娘
小式部の乳母こしきぶのめのと未詳嬉子の乳母。藤原泰通の妻
小少将/小少将の君こしょうしょう/こしょうしょうのきみ彰子の女房
五節の弁ごせちのべん未詳彰子の女房。平惟仲の養女
小中将の君こちゅうじょうのきみ未詳彰子の女房
小兵衛こひょうえ未詳彰子の女房
小兵部こひょうぶ未詳彰子の女房。藤原庶政の娘
宰相の君/北野の三位の宰相の君さいしょうのきみ/きたののさんみのさいしょうのきみ未詳彰子の女房。藤原遠度の娘
宰相の君さいしょうのきみ未詳藤原豊子。彰子の女房。敦成親王の乳母。大江清通の妻。大江定経の母。藤原道綱の娘
左衛門の内侍さいものないし内裏女房、彰子の女房
左京/左京の命婦さきょう/さきょうのみょうぶ内裏女房、彰子の女房
式部のおもとしきぶのおもと彰子の女房
少将のおもとしょうしょうのおもと道長の女房と彰子の女房を兼職
少輔の乳母しようのめのと彰子の女房
尋光じんこう971-1038天台僧。藤原為光の息
心誉阿闍梨しんよあじゃり971-1029天台僧。藤原顕忠の孫。藤原重輔の息。→法成寺別当→権僧正
清少納言せいしょうなごん966-?定子の女房。清原元輔の娘
選子内親王せんしないしんのう964-1035村上天皇の第十皇女。母は藤原師輔の娘の安子
大納言の君だいなごんのきみ彰子の女房
大弐三位だいにのさんみ未詳藤原賢子。紫式部の娘。越後弁→弁乳母→弁典侍→大弐三位→藤三位
大輔の命婦たいふのみょうぶ源倫子、彰子の女房
平幸義たいらのゆきよし965-1010高階敏忠の息。道長に近い
橘の三位たちばなのさんみ内裏女房、彰子の女房
筑前/筑前の命婦ちくぜん/ちくぜんのみょうぶ内裏女房、彰子の女房
中将の君ちゅうじょうのきみ選子内親王の女房
藤三位とうさんみ藤原繁子。内裏女房
具平親王ともひらしんのう964-1009村上天皇第七皇子
中務の君なかつかさのきみ源隆子。彰子の女房
中原致時なかはらのむねとき未詳明経博士→伊勢守従四位。実直な官人
念覚阿闍梨ねんがくあじゃり967-1030天台僧。園城寺。→権少僧都
藤原顕光ふじわらのあきみつ944-1021藤原兼通の長男
藤原有国ふじわらのありくに943-1011藤原冬嗣の兄。真夏系。橘の三位の夫。道長家司→参議
藤原景斉ふじわらのかげまさ?-1023越前国司→大和国司→楽人
藤原兼家ふじわらのかねいえ
藤原兼隆ふじわらのかねたか985-1053道兼の次男
藤原懐平ふじわらのかねひら935-1017藤原実頼の孫。藤原実資の同母兄。参議正三位→東宮権大夫。道長と対立
藤原嬉子ふじわらのきし1007-25藤原道長の娘。彰子の末妹
藤原公季ふじわらのきんすえ957-1029藤原師輔の十一男。兼家の28歳下の異母弟
藤原公任ふじわらのきんとう966-1041
藤原公信ふじわらのきんのぶ977-1026
藤原妍子ふじわらのけんし994-1027
藤原惟風ふじわらのこれかぜ未詳
藤原実資ふじわらのさねすけ957-1046
藤原実成ふじわらのさねなり975-1044
藤原彰子ふじわらのしょうし988-1074
藤原資業ふじわらのすけなり988-1070
藤原詮子ふじわらのせんし962-1001
藤原隆家ふじわらのたかいえ979-1044
藤原隆光ふじわらのたかみつ973-?藤原宣孝の長男。紫式部の義息。受領職を歴任
藤原斉信ふじわらのただのぶ967-1035
藤原為時ふじわらのためとき未詳紫式部と藤原惟規の父。文章生→蔵人式部丞→越前守→越後守→出家
藤原遠理ふじわらのとおまさ未詳
藤原中清ふじわらのなかきよ未詳
藤原惟規ふじわらののぶのり?-1011藤原為時の息。紫式部の同母弟
藤原教通ふじわらののりみち996-1075道長の五男
藤原広業ふじわらのひろなり977-1028藤原有国の息
藤原正光ふじわらのまさみつ957-1014藤原兼通の六男
藤原道綱ふじわらのみちつな955-1020兼家の次男
藤原道長ふじわらのみちなが966-1027兼家の五男
藤原道雅ふじわらのみちまさ992-1054定子の兄。伊周の息
藤原泰憲ふじわらのやすのり1007-1081父は藤原泰通憲、母は中務の君
藤原泰通ふじわらのやすみち未詳藤原宣孝の甥。中務の君との間に藤原泰憲を儲ける
藤原行成ふじわらのゆきなり972-1027
藤原頼通ふじわらのよりみち992-1074
源経房みなもとのつねふさ969-1023
源俊賢みなもとのとしかた959-1027源高明の三男
源済政みなもとのなりまさ?-1041源雅信の孫
源憲定みなもとののりさだ?-1017村上天皇の子為平親王の長男
源雅通みなもとのまさみち?-1017倫子の同母兄時通の息
源道方みなもとのみちかた969-1044源重信の五男
源頼定みなもとのよりさだ977-1020村上天皇の子為平親王の次男。源憲定の弟。東宮(三条天皇)尚侍綏子と密通
源倫子みなもとのりんし964-1053源雅信の娘
宮の宣旨みやのせんじ未詳源陟子。彰子の女房。源伊陟の娘
宮の内侍みやのないし未詳彰子の女房
紫式部むらさきしきぶ973?-1031?藤原為時の娘。兄または弟に藤原惟規。為時も惟規も式部省の役人で、『源氏物語』の紫の上から、紫式部と当時から呼ばれていた。夫は藤原宣孝で、父親と同じ世代。側室だった
靫負ゆげい未詳彰子の女蔵人

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