秋を代表する花々を並べた「桔梗苅萱女郎花」のもじり。
「聞こう」を「桔梗」としゃれ、「か」から「刈萱」とつなげ、さらに「おみなべし」を「おみなえし」と続けたものです。それだけ。
「おみなえし」と言わず、あえて別読みの古風な「おみなべし」としたのは、「さあ、聞くべし」という心でしょう。
「おみなべし」「をみなべし」「をみなへし」は中世以前の読み方です。
しゃれことばとしてはシンプルですが、それだけに、典型的なむだぐちのサンプルともなっています。
【語の読みと注】
桔梗苅萱女郎花 ききょうかるかやおみなべし