【大あり名古屋の金の鯱】

おおありなごやのきんのしゃちほこ



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「おい、本当か」という相手の疑問を受け、「もちろんだ」と強く保証する江戸っ子流。

ここまで調子に乗って軽口を叩かれると、多分に眉唾ものですね。

「大あり」と尾張名古屋の洒落は常番。

それに名古屋城の金の鯱鉾をもう一つくっつけ、話はどんどん大げさになっていきそうです。

「金」を出すことで、「俺っちの言うことは武士の金打だから間違いねえ」とだめ押しする気なのでしょう。

実際には金の鯱鉾は名古屋に限らず、天守焼失前の江戸城にもあったので、なんのことはなく、これは江戸っ子の負け惜しみ。

類似のむだぐちに「大ありさまの五段長屋」があリます。

これは「大あり」と「尾張さま」の洒落。

「五段長屋」は、江戸の市ヶ谷浄瑠璃坂にあった、尾張徳川家の侍長屋。今でいう社宅ですね。

【語の読みと注】
鯱鉾 しゃちほこ
金打 きんちょう:命がけの誓約



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落語あらすじ事典 千字寄席編集部

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