ああにあわめしこうこにちゃづけ
この後「うまくなくともたんとお上がり」と続きます。
「ああ」という気のない生返事を受け、後に語呂合わせを重ねたものです。
古語で「多い」という意味の「あわに」という副詞があり、それに「ああに」と掛け、さらに、いくら食べても満腹にならない粟飯と茶漬けを出して「いくらでも言っていろ」とからかったわけです。
「ああに」は確証はありませんが、「あわびに」と掛けるだじゃれも入っているかもしれません。
このように見ると、なかなか一筋縄ではいかず、これを最初に考えた人は、ただ者でなかったかと。