Categories: 江戸の語

【虫が齧る】

むしがかぶる

成城石井

 

急に産気づくこと。広義では、腹痛、時には歯痛全般を指します。

かつては、腹痛はすべて、腹中に入り込んだ悪い虫が暴れるからだと考えられたためで、志ん生の「疝気の虫」などもその同類です。

いくらなんでも、陣痛は「虫」の仕業ではないのですが、妊婦の苦悶の症状から、そう言われたのでしょう。「かぶる」は「齧る」で「かじる」の意味。

「ばかだね、こいつァ。お産婆さんが女郎買いに行くかい」
「女郎買いには行かないよ。虫がかぶったてえことを聞くとすぐきます」

          羽織(六代目三遊亭円生)

成城石井

落語あらすじ事典 千字寄席編集部

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