【因果応報】

いんがおうほう


成城石井.com

善い行いにはよい報いがあり、悪い行いには悪い報いがあるものだ、という意味。

仏教の因果思想です。原因があって結果が生まれる、という考え方。

この考え方は仏教よりも以前に、すでに古代インドに広まっていたものでした。仏教では、この考えに時間軸を取り入れて、過去や現在の善行悪行に応じて、現在や未来に善悪の報い(こたえ=結果)がもたらされる、という説。

よく「因果」ということばを使いますが、この語にはなぜか悪い行いの結果がこんなろくでもないことにつながった、という意味となるものです。悪因悪果にしか使われないようになっています。

まとめると、こうなります。

善因善果=果報
悪因悪果=因果

これを覚えておくと、円朝作品に触れる時に便利です。円朝がとらえる世界はこのふたつによって、人々が転がされているのです。


成城石井.com

落語あらすじ事典 千字寄席編集部

Share
Published by
落語あらすじ事典 千字寄席編集部

Recent Posts

【ぽんこつ古木の世迷い小屋】

ぽんこつふるきのよまいごや/ふ…

2日 ago

【近江八景】

おうみはっけい 鉄板の故事成語…

3日 ago

【半分垢】

はんぶんあか 鉄板の故事成語2…

3日 ago

【王子の狐】

おうじのきつね 鉄板の故事成語…

3日 ago

【後生鰻】

ごしょううなぎ あー、いい功徳…

4日 ago

【王子の幇間】

おうじのたいこ 鉄板の故事成語…

4日 ago