おもえばくやししもんじゅのしし【思えばくや獅子文殊の獅子】むだぐち ことば

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「くやしい」とだけ言えば済むものを、言葉尻の「しい」から「獅子」を掛け、延々と言葉遊びにしています。

文殊は知恵を司る菩薩。獅子に乗っているという伝承があるので、こう付けたもの。これも、将棋で負けたときのくやしまぎれのむだ口かもしれません。この後さらにおふざけで「トッピキピイの角兵衛獅子」と続けることも。こうなるともはやヤケのヤンパチで、芸者などが嫉妬のあまり、やけ酒をあおって毒づくようすが想像できます。

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おちょうしのごもんつき【お銚子のご紋付き】むだぐち ことば

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「ちょうし」は「銚子」と「調子」を掛けています。ふだん言うことを聞かない子が、たまに客が来たときだけ、妙にいい子ぶって手伝いなどしたがるのはよくあること。それを親が冷やかす言葉。まあ、小遣い目当てでしょうが、外面ばかりで調子のいいことと、客に出すお銚子を掛けています。

「ご紋付き」も、客を招いた改まった席の象徴に付けたもの。からかう調子の裏に、今からこんなジキルとハイドじゃ、将来が思いやられるという親のため息が聞こえますね。

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おじゅんでんべえはやまわし【お順伝兵衛早回し】むだぐち ことば

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江戸時代、酒席でよく使われた洒落。「お順に早く盃を回しましょう」の意味で、浄瑠璃「近頃河原達引」の登場人物「お俊伝兵衛猿回し」をもじったもの。

通称「お俊伝兵衛」は天明2年(1782)ごろ初演で、井筒屋伝兵衛と京都先斗町の近江屋抱えの遊女お俊の心中と、猿回し与次郎の孝行物語をからませています。お俊の「そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さん」の悲痛なセリフは有名で、明治大正までは誰もが知っていました。

昭和初期、衆議院議員の堀切善兵衛が代表質問に立ったとき、小声で聞き取れなかったので、すかさず議場から「そりゃ聞こえませぬ善兵衛さん」とヤジが飛んだという逸話があります。かつては政治家も粋でした。

【語の読みと注】
近頃河原達引 ちかごろかわらのたっぴき

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おきまりのこうしんさま【お決まりの庚申さま】むだぐち ことば

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「今さら言うまでもねえ、決まりきったことだ」というむだぐち。「庚申さま」は庚申待ちのこと。

江戸時代の習俗で、庚申の日の夜、町内の衆が集まり、一晩徹夜で夜明かしをしました。庚申の夜に寝ると、三尸という想像上の虫が体内に入り込んで命を縮めるとか、この夜に妊娠すると、生まれた子供は盗賊になるなどの迷信があり、要は厄除けです。庚申待ちは厳格に決まった日に行うため、こう続けたものです。「お定まり」も同意で、ともに江戸っ子が日常よく口にしました。「お決まり(決まり)」「お定まり」とだけ言い捨てた場合、「紋切り型」「代わり映えしない」という否定的なニュアンスが強くなります。

【語の読みと注】
庚申 かのえさる
三尸 さんし

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おきのどくやはえのあたま【お気の毒や蝿の頭】むだぐち ことば

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「おや、へえ、お気の毒に」という、同情の言葉とは裏腹な、文字通り毒を含んだ冷やかし。蝿の頭には毒があるという俗信から、「気の毒」と掛けてこう続けたものです。このへらず口は明和年間(1764-72)の初め、新興の深川遊郭が発祥で、それからしばらく大流行しました。

「お気の毒」のむだぐちでは、ほかに「お気の毒の人丸さま」があります。これはダジャレで、「おきのどく」と、万葉歌人の柿本の人丸(=人麿)の「かきのもと」を無理やり引っ掛けただけ。

『東海道中膝栗毛』では、相手の「さりとてはお気の毒な」を受ける形で「ナニお気の毒の人丸さまだ? イヤ四斗樽(しとだる)さまが(聞いて)あきれらァ」と、さらにダジャレでまぜっ返しています。

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