ならい 東北風 ことば

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東北地方から伊勢志摩あたりまでの海沿いに吹く、冬の寒くて強い風 。

【噺例 船徳】

あーた、船頭になるってかんたんにおっしゃいますけどねぇ。沖へ出てならいでもくらってごらんなさい。驚くから。

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ちのみち 血の道 ことば

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女性特有の病気の総称。

身体的には男女を問わず血管をさしますが、芝居や落語では、広く血行障害に起因する女性特有の病気の総称のこと。

主に、産褥時や生理時、また、更年期障害の一症状として血行不良が起こり、その結果生じる、頭痛、目まい、精神不安定などの症状を、すべてこう呼びました。

これは、漢方医学では、到底病因や疾病の特定が不可能なため、致し方なく、なんでも「血の道の病」とされていたからでしょう。男の「疝気」や「腎虚」と同じようなものです。

「東海道四谷怪談」(四世鶴屋南北)で、出産直後のお岩が悩まされるのがこれでした。

伊藤喜兵衛(高師直の家臣)が、田宮伊右衛門(お岩の夫)を、孫娘お梅と添わせたいばかりに、じゃまになるお岩を「血の道の妙薬」と称した毒薬で殺そうとしたのが、すべての悲劇の発端となります。

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てっか 鉄火 ことば

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もとは文字通り、鍛冶屋が用いる、真っ赤に熱した鉄のこと。そこから、さまざまなことばが派生しました。

人間の気質でいえば、カッカとなりやすく、始終けんか腰の勇み肌を鉄火肌と呼びます。

火事場のように命がけの勝負をする博打場を鉄火場とも。

落語に登場する「鉄火」は、もっぱらこうした博打場、または博打打ちです。

博打打ちだった三代目桂三木助の十八番に「竃幽霊」がありますが、その後半で、かまどに隠した三百円の金に気が残って化けて出る左官の長五郎の幽霊。その自己紹介で、「あっしゃあ、シャバにいたときには、表向きは左官屋だったんですが、本当を言うと向こうぶちなんです。白無垢鉄火なんですよ」

ここで言う白無垢とは、素人、かたぎのこと。つまり、表向きは善良な職人でも、裏の顔は鉄火、今でいう「反社」ということですね。

【語の読みと注】
竃幽霊 へっついゆうれい
白無垢鉄火 しろむくでっか

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どざえもん 土左衛門 ことば

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水死人。川や海などでの溺死者。

大川(隅田川)から、南無阿弥陀仏、ドカンボコンとはでにダイビングし、あえなくなった人々が以後、改名してこう呼ばれます。江戸では、吾妻橋がそちらの方の「名所」で、落語「唐茄子屋政談」の若だんなも、あやうくここから三途の川に直行するところでした。

語源としては、享保9年(1724)6月、深川八幡の相撲で前頭上位にいた、成瀬川(一説に黒船)土左衛門という力士が、超アンコ型でぶくぶく肥大していたのを、水ぶくれの水死人にたとえたのが初めと言われますが(『近世奇跡考』)、そのほかにも、水に飛び込む音「ドブン」を擬人化したなど、諸説あります。

芝居では、河竹黙阿弥の代表的世話狂言「三人吉三」で、主役の一人、和尚吉三の父親が「土左衛門爺伝吉」と呼ばれます。

三人吉三

この異名の由来は、女房が生まれたばかりの赤子を抱えて、川へ身投げをしたのをはかなみ、罪業消滅のために大川端へ流れ着いた水死体を引き揚げては葬っていたことから。実際に、こうした奉仕をしていた人々が、多くいたのでしょう。

【噺例 佃祭】

舟を断ってよかった。行きゃあ、俺だって一緒に土左衛門になってらあ。

【語の読みと注】
三途の川  さんずのかわ
成瀬川土左衛門 なるせがわどざえもん
三人吉三 さんにんきちさ
土左衛門爺伝吉 どざえもんじいでんきち

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すみかえ 住み替え ことば

芸妓、遊女、奉公人などが勤め先(あるじ)を替えること。

一般的には引っ越しの意味で使うのでしょうが、落語ではこれ以外では使いません。

【噺例 三枚起請】

ひょっとしたらその女は、品川から吉原へ住み替えてきた女じゃねえか。

おおみせ 大見世 ことば

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吉原で、尤も格式の高い遊女屋。おおまがき、大籬。

「籬」とは格子戸。その高さで、大籬や半籬などと店の格式を区分していました。

【噺例 文七元結】

吉原で佐野槌と呼ばれりゃ大見世だ。

佐野槌、角海老、三浦屋などは大見世の代表格です。大見世の下には、中見世、小見世などあって、最下位は蹴転というのも。「お直し」ですね。

【語の読みと注】
佐野槌 さのづち
角海老 かどえび
三浦屋 みうらや
中見世 なかみせ
小見世 こみせ
蹴転 けころ

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まび 間日 ことば

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暇な日。仕事の合間の日。

【噺例 野ざらし】

間日というのか、ざこ一匹かからん。

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おおだな 大店 ことば

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規模の大きな店。手広くやっている商店。

日本橋あたりの呉服屋のイメージです。

大店を かぶって 橋の手拭や

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ちゅうっぱら 中っ腹 ことば

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腹が立つ。短気。

江戸っ子が不機嫌なときに使います。

以下は、マクラでよく引き合いに出される江戸名物の、あれ。

「武士、鰹、大名小路、生鰯、茶店、紫、火消し、錦絵、火事にけんかに中っ腹、伊勢屋、稲荷に犬の糞」

江戸市中でよくみかえる名物を列挙した決まり文句です。中っ腹も江戸名物というわけで。年中、怒っていたんですかね。

大名小路は、江戸城の東側外堀一帯に屋敷をかまえていた有力大名の地域全般をさします。

紫は江戸紫。とはいっても、桃屋の海苔佃煮ではなく、染色の、藍みがまさった紫のこと。九鬼周造も「青勝ちの紫」というフレーズで『「いき」の構造』に「いき」の具体例の一つとして載せています。

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あいえんきえん 合縁奇縁 ことば

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人の相性、とりわけ男女の仲は不思議な縁によるもので、計り知れないものだ、という意味。

「合縁」には「相縁」「愛縁」、「奇縁」には「機縁」の当て字が使われることもあります。

見た目うまくいきそうなカップルが別れてしまったり、大丈夫かと思われる男女が結婚してしまったり、人の予測をはるかに超えるなにかがあるもの。

≒縁は異なもの味なもの

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ちょこざい 猪口才 ことば

★auひかり★

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漢字の「猪口」は当て字で、元々は小型の酒器の「ちょく」「ちょこ」から転じて「小さい子供」または小柄な者をそう呼んだ俗語。

したがって、「ちょこっと(わずかな)」才があるだけで、それを鼻にかけて生意気な奴、というふうに使われるようになった、いわばダジャレです。

いかにも、怜悧な才気煥発な人間を、理詰めで言い負かされる腹いせに「生意気だ」の一言で排除することが多かった、江戸期以来の日本社会の通弊が伺えます。

主に武士階級に使われたとされますが、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にも「ちょこざいぬかさずと、はよう銭おこせやい」などとある通り、芝居や浄瑠璃、戯作などを通じて町人の間にも広く普及していました。

上方では「ちょこい」とも。次第に形容動詞「ちょこざいな」に特化して、明治大正はもちろん、戦後まで主に老人語として残っていましたが、今は死語となっています。

名優、初代中村吉右衛門(1886-1954)のふだんの口癖でもありましたが、昭和20年代から30年代にかけ、ラジオドラマやテレビ漫画で人気を博した『赤胴鈴之助』の主題歌の冒頭、「ちょこざいな小僧め、名を、名を名乗れ」というセリフを思い出される向きも多いかもしれません。

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おりかみ 折り紙 ことば

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「折り紙付き」という表現で、今も生き残っている言葉です。

「折り紙」は念のため、千羽鶴のことではなく、江戸時代で主に刀剣の保証書、鑑定書をこう呼びました。歌舞伎の古風なお家騒動もので、盗まれたお家の重宝のナントカ丸という刀の詮議をする筋がよくありますが、そういう時「折り紙」は付き物です。銘の鑑定書ですから、それがなければ真贋が 分からないからです。これが転じて、「折り紙付き」は定評がある意味に用いられました。

ただし、これは悪い意味にも使われ、「折り紙付きの大悪人」などとも。この類語としては江戸では「金箔付きの」とも使われました。

つくばい 蹲 ことば

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原義は犬猫が前足を地面に突いてしゃがむ意味のようで、だから「突く+這う」というわけです。

「犬つくばい」という複合語も古くはありました。

今はカットされることが多いですが、『仮名手本忠臣蔵』二段目「建長寺の場」で、高師直(=吉良上野介)にはずかしめを受けた桃井若狭助が、明日は殿中で師直を討ち果たすと息巻くので、お家には変えられないと、師直にこっそり賄賂を届ける決心をした家老、加古川本蔵。主人に「もし相手が、犬つくばいになってわびたら斬るのを思いとどまるか」とカマをかけます。今で言う土下座で、絶対権力者である師直がそんな恥知らずなマネをするはずもないのですが、実際は次の三段目「喧嘩場」前半で、本蔵の賄賂が功を奏して師直が、なんと本当に犬つくばいになってご機嫌取りをしたので、若狭助が呆れて斬るのを思いとどまるという場があります。この語は派生語も多く、動詞で「つくなむ」、「つくばる」とも。転じて庭の手水鉢のある場所、また手水鉢そのものを「蹲(つくばい)」と呼びました。

古い江戸語で「因果のつくばい」という慣用句がありましたが、これは「運の尽き」を意味する強調表現で、「突く=尽く」という、単なるダジャレ。しかし、いかに円生、彦六といえど、いくらなんでもこんな古い言葉は知らなかったでしょうね。